パール顔料
パール顔料
光学的特性である規則的多重反射を利用する事により、パール調やメタリック調の意匠を発現させる無機顔料です。
天然のマイカを粉砕する事により得られたフレークを基材として、その表面に金属酸化物を被覆する事により、人工的にパール光沢を再現させた無機顔料です。
パール顔料は一般的な光を吸収する顔料を含んでいません、光の干渉からなるその色彩効果は薄い膜厚の異なった表面を反射します。
二色性効果は干渉顔料にも見られます、二つのうちで色の強い色は反射色です。
もう一方の色は反射の補色になり透過色によって見られます。
層が非常に薄い場合、白色パールの反射色が形成され、層の膜厚を増すことにより、金色、赤、青、緑の反射色を生みます。
特徴
- 粒子径に応じてシルキーな光沢から強いメタリック調光沢まで多様な意匠が発現します
- 被覆したチタンの膜厚により、シルバーから虹彩色の発色が得られます。
- 被覆する金属酸化物の種類をかえることにより、ゴールド、着色タイプ等の多様な色彩バ リエーションが得られます。
- 化学的に安定であり無毒です。